Skip to content

製造業の修理受付:リッチメニューに「修理受付」を置き、修理依頼を機種ごとの保守チームへ自動で振り分ける

LINEPro 以上のプラン権限:デフォルトリッチメニュー「編集可能」、フォーム「編集可能」、タグ管理「編集可能」、カスタマーサービスセンター「編集可能」

このレシピは、製造業のアフターサービス責任者が、電話や FAX で受けていた修理受付を LINE に移すためのものです。顧客はトーク画面下部のリッチメニューで「修理受付」をタップし、修理依頼フォームに機種、シリアル番号、症状を入力します。システムは機種に応じて、その製品ラインを担当する保守チームに修理依頼を直接引き継ぎ、サービスエンジニアがカスタマーサービスセンターで対応します。代表電話で取り次いだり、型番を何度も確認したりする必要はありません。

こんな人に ​

  • アフターサービス責任者:修理依頼が電話や FAX で届き、代表窓口がまずどの機械か、どの型番かを聞き取ってから、適切な保守窓口に取り次いでいる。
  • 保守窓口/サービスエンジニア:毎回シリアル番号や症状を聞き直しており、対応を始める前に修理依頼の内容をすべて把握しておきたい。

完成すると、LINE のトーク画面下部に常設するアフターサービス用のリッチメニュー、顧客が選んだ機種と症状に自動でタグが付く修理依頼フォーム、製品ラインごとに自動で割り当てる保守チーム、対応済になると自動で終了し、次の修理依頼ではあらためて振り分けるカスタマーサービスの設定がそろいます。

以下は、架空の産業機械メーカーの例です。製品ラインは「VX-500 立形マシニングセンタ」と「LS-300 レーザー加工機」です。タグ、修理依頼フォーム、保守チーム、リッチメニューは、すべて OakMega マニュアル用のデモワークスペースで実際に作成しています。製品ラインのタグは、製品保証登録で作った 2 つをそのまま使います。

使う機能 ​

機能この場面での役割最低プラン開通が必要か
リッチメニュートーク画面下部に「修理受付」「保証登録」「スタッフ対応」の 3 つのボタンを常設する全プラン不要
フォーム修理依頼フォーム。機種、シリアル番号、症状を受け付け、選択肢でタグを付け、回答後はカスタマーサービスへ自動で転送するPro 以上必要(フォーム数の上限あり)
タグ管理製品ラインのタグで割り当て先の保守チームを決め、症状のタグでサービスエンジニアが事前に問題の種類を把握する全プラン(Free はタグ 10 個まで)不要
カスタマーサービスのグループと割り当てルール製品ラインごとに保守チームを 1 つ作り、担当タグで自分の製品ラインの修理依頼を受け持つ全プランカスタマーサービス座席は別途開通
自動でカスタマーサポート終了対応済のチャットを最後のメッセージから 24 時間で自動終了し、デフォルトグループに戻す全プランカスタマーサービス座席は別途開通

流れ ​

修理受付の流れ:リッチメニューの「修理受付」。アフターサービスメニューを LINE トーク画面の下に常設し、「修理受付」で修理依頼フォームを開き、「保証登録」「スタッフ対応」はキーワードを送信 → フォームで情報を集めて自動分類。氏名・電話番号・会社名・シリアル番号を受け付け、機種の選択肢で製品ラインタグ、症状の選択肢で症状タグ、回答完了で「修理依頼済み」 → 担当の保守チームへ自動で。回答後にカスタマーサービスへ転送し、VX-500 は VX-500 保守チーム、LS-300 は LS-300 保守チームへ割り当て、自動割り当てがオンのエンジニアが対応 → 対応後は自動で終了。エンジニアがカスタマーサービスセンターで返信・訪問日を調整し、対応済みなら最後のメッセージから 24 時間で自動終了、終了後はデフォルトグループに戻り、次回の修理依頼で再度振り分け

  1. リッチメニューを LINE のトーク画面下部に常設します。顧客が「修理受付」をタップすると修理依頼フォームが開きます。「保証登録」「スタッフ対応」はキーワードを送信し、チャットボットが返信するか、スタッフにつなぎます。
  2. 修理依頼フォームで氏名、電話番号、会社名、機械のシリアル番号を受け付けます。「機種」の選択肢で製品ラインのタグを、「症状」の選択肢で症状のタグを付け、回答が完了したら「修理依頼済み」を付けます。
  3. 回答後はカスタマーサービスセンターに自動で転送され、製品ラインのタグに応じて VX-500 保守チームまたは LS-300 保守チームに割り当てられます。チーム内で自動割り当てがオンになっているサービスエンジニアが対応します。
  4. サービスエンジニアはカスタマーサービスセンターで返信し、訪問日を調整します。「対応済」にしたチャットは、最後のメッセージから 24 時間たつと自動でカスタマーサポートを終了し、デフォルトグループに戻ります。次の修理依頼ではあらためて振り分けられます。

設定方法 ​

ステップ設定する場所この場面での設定
1. タグを作成メンバーとタグ › タグ管理フォルダ「修理受付」に、修理依頼済み、症状:起動しない、症状:加工精度の異常、症状:異音・振動。製品ラインのタグはフォルダ「製品保証」のものを使う
2. 修理依頼フォームを作成ウェブベースツール › フォームフォルダ「アフターサービス」。ログインと友だち追加を必須にし、機種と症状の選択肢にオプションタグ、回答完了で「修理依頼済み」、フォローアップアクションは「サービスセンター転送」
3. 製品ラインごとに保守チームを作成カスタマーサービスセンター › カスタマーサービスセンター設定 › グループ担当タグはその製品ラインのタグ。自動化は対応済のチャットを 24 時間で終了し、終了後はデフォルトグループに変更
4. リッチメニューを作成LINE › リッチメニューデフォルトリッチメニューのスケジュール「アフターサービスメニュー」:修理受付(リンクを開く)、保証登録、スタッフ対応(テキストを送信)

1. 修理受付のタグを作る ​

メンバーとタグ › タグ管理でフォルダ「修理受付」を追加し、4 つの「強度タグ」を作ります。

タグ用途
修理依頼済み修理を依頼した顧客の数を数える。あとで満足度アンケートを送るときにも使う
症状:起動しない、症状:加工精度の異常、症状:異音・振動サービスエンジニアが対応する前に、おおよその問題がわかる。どの症状が多いかも集計できる

割り当てに使う「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」「製品ライン:LS-300 レーザー加工機」は、製品保証登録のフォルダ「製品保証」のものを使います。同じ顧客が保証登録と修理依頼で同じタグを使うことになります。手順はタグを作成・管理するを参照してください。

2. 修理依頼フォームを作る ​

ウェブベースツール › フォームのフォルダ「アフターサービス」に、フォーム「機械の修理依頼」を追加します。

  1. 「フォーム設定」:「コミュニケーションプラットフォームでログイン」はオンのままにし、「友だち追加後にフォームを記入」をオンにします。「フォームを完了するときにタグを適用」で「修理依頼済み」を選びます。
  2. 「質問設定」で、次の順に質問を追加します。
    • メンバー連絡先情報質問の「本名」と「電話」。どちらも必須にします。
    • 「単行テキスト」:「会社名」、必須。
    • 「選択肢」:「機種」、必須。選択肢「VX-500 立形マシニングセンタ」の「オプションタグ」に「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」を、「LS-300 レーザー加工機」に「製品ライン:LS-300 レーザー加工機」を選びます。
    • 「単行テキスト」:「シリアル番号(銘板の SN から始まる番号)」、必須。
    • 「選択肢」:「症状」、必須。「起動しない、または起動後にアラームが出る」に「症状:起動しない」、「加工精度の異常(寸法のずれ、面粗さの悪化)」に「症状:加工精度の異常」、「運転中に異音や振動がある」に「症状:異音・振動」を付け、「その他」にはタグを付けません。
    • 「複数行テキスト」:「状況の説明(アラーム番号・発生時期・運転可否)」、任意。
  3. 「フォローアップアクション」で「サービスセンター転送」(フォーム提出後にこのメンバーを自動的にカスタマーサービスに転送)をオンにします。
  4. 「保存する」をクリックします。

下の画像は「機種」の質問の選択肢です。顧客が選んだ機械の製品ラインのタグが付き、次のステップの保守チームはこのタグで修理依頼を受け持ちます。

選択肢「機種」の設定:オプションテキスト「VX-500 立形マシニングセンタ」のオプションタグは「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」、オプションテキスト「LS-300 レーザー加工機」のオプションタグは「製品ライン:LS-300 レーザー加工機」

フォームの各項目はフォームを作成するを参照してください。

3. 製品ラインごとに保守チームを 1 つ作る ​

カスタマーサービスセンター › カスタマーサービスセンター設定の「グループ」タブで「グループを追加」をクリックします。

  1. 「グループ名」に「VX-500 保守チーム」と入力し、「エージェントを追加」でこの製品ラインを担当するサービスエンジニアを選び、「エージェントへ自動割り当て」をオンにします。
  2. 「割り当て条件」:「システムの自動割り当てを受け入れる」をオンにします。「担当タグ」で「タグを限定する」を選び、タグに「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」を選びます。
  3. 「自動化」:「対応済 → カスタマーサポートを終了」で「自動的にカスタマーサポートを終了」を選んで 24 時間と入力し、「カスタマーサポート終了 → グループ変更」で「デフォルトグループに変更し、エージェントを削除」を選びます。
  4. 「保存する」をクリックします。同じ手順で「LS-300 保守チーム」を追加し、担当タグに「製品ライン:LS-300 レーザー加工機」を選びます。

下の画像は VX-500 保守チームの割り当て条件です。システムの自動割り当てを受け入れるがオンで、担当アカウントは限定せず、担当タグは「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」に限定しています。

VX-500 保守チームの割り当て条件タブ:「システムの自動割り当てを受け入れる」がオン、担当アカウントは「アカウントを限定しない」、担当タグは「タグを限定する」を選び「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」が選ばれている

下の画像は同じグループの自動化の設定です。対応済のチャットは自動でカスタマーサポートを終了し(最後のメッセージから 24 時間)、終了後はデフォルトグループに変更してエージェントを削除します。

VX-500 保守チームの自動化タブ:「対応済 → カスタマーサポートを終了」は「自動的にカスタマーサポートを終了」で 24 時間、「カスタマーサポート終了 → グループ変更」は「デフォルトグループに変更し、エージェントを削除」

「デフォルトグループに変更」にする理由:システムが各グループの担当タグを照合し直すのは、チャットがデフォルトグループにあるときだけです。終了後も VX-500 保守チームに残っていると、この顧客が次に LS-300 の修理を依頼しても VX-500 保守チームに入ってしまいます。ルールの詳細はチャットのグループと担当者への割り当てルールを確認すると対応済のチャットを自動でカスタマーサポート終了にするを参照してください。

4. リッチメニューに「修理受付」を置く ​

LINE › リッチメニューの「デフォルトリッチメニュー」タブで「追加」をクリックします。

  1. 「スケジュール名」に「アフターサービスメニュー」と入力し、「スケジュール時間」は公開日から来年末までを選びます。「メニュー下のテキスト」に「アフターサービス」と入力し、「デフォルト展開」をオンにします。
  2. 「コンテンツ設定」で 3 分割のメニュー画像をアップロードし、「グリッドレイアウト」を選んで、画像上をドラッグして 3 つのボタンを作ります。
    • ボタン 1「修理受付」:「リンクを開く」で修理依頼フォームのリンクを貼り付けます。
    • ボタン 2「保証登録」:「テキストを送信」で「保証登録」を送ります。製品保証登録のキーワード「保証」のチャットボットが起動し、保証登録のリンクを返信します。
    • ボタン 3「スタッフ対応」:「テキストを送信」で「スタッフ対応」を送ります。キーワード「スタッフ対応」のチャットボットがカスタマーサービスへ自動で転送します。カスタマーサービスセンター導入の 1 週間を参照してください。
  3. 右側の「プレビュー」で確認し、「保存」をクリックします。

下の画像はこのメニューのコンテンツ設定です。3 つのボタンがそれぞれ 1 マスずつを占め、ボタン 1 は修理依頼フォームのリンクを開き、ボタン 2、3 はテキストを送信します。

リッチメニューのコンテンツ設定:グリッドレイアウトで、画像が「修理受付」「保証登録」「スタッフ対応」の 3 つのボタン範囲に分かれている。ボタン 1 のクリック動作はリンクを開くで修理依頼フォームの URL を入力、ボタン 2 はテキストを送信で「保証登録」、ボタン 3 はテキストを送信で「スタッフ対応」

「修理受付」をリンクを開くにしているのは、テキスト「修理受付」を送ってチャットボットにリンクを返させるより、顧客のタップが 1 回少なく、トーク画面にメッセージも増えないからです。リッチメニューは保存した時点ですべての友だちのトーク画面に表示されます。画像の仕様やその他の設定はLINE リッチメニューを設定するを参照してください。

しくみと制限 ​

状況結果対処
顧客が初めて修理を依頼し、製品ラインのタグがまだないタグ付けとカスタマーサービスへの転送はどちらもバックグラウンドで処理され、順番は保証されない。まれに製品ラインのタグが付く前に割り当てられ、「デフォルトグループ」に入るマネージャーが 1 人デフォルトグループを見ておき、修理依頼があれば正しい保守チームへ手動で移す。先に顧客に製品保証登録をしてもらえば、製品ラインのタグが早い段階で付いている
顧客に 2 つの製品ラインのタグがある両方の保守チームが条件に一致し、「複数のグループ条件に一致」の設定に従ってデフォルトグループか、ランダムに選んだグループに割り当てられるデフォルトグループのマネージャーが、修理依頼フォームの「機種」を見て手動でグループを移す
顧客がほかのグループにも一致する(例:展示会リード獲得のエリア別営業グループ)上と同じく、複数のグループが条件に一致する営業グループと保守チームで種類の違うタグを使うか、デフォルトグループのマネージャーが振り分ける
カスタマーサービス中(前のチャットが終了していない)にまた修理を依頼する割り当て直されず、今のグループとサービスエンジニアのまま今担当しているサービスエンジニアが対応するか、手動でグループを移す
症状で「その他」を選ぶ症状のタグは付かないが、機種による振り分けはされるサービスエンジニアが「状況の説明」の回答を確認する
  • ログインと友だち追加は必ずオンにします。 ログインがないとフォームは誰が入力したかわからず、タグを付けることもカスタマーサービスへ転送することもできません。
  • 顧客に写真を添付してもらいたい場合:フォームの「File Upload」の質問は Plus プランが必要で、先にファイルのアップロード先を連携しておく必要があります。フォームを作成するを参照してください。使えない場合は、顧客に LINE のトーク画面で直接写真を送ってもらえば、サービスエンジニアは同じチャットで確認できます。

メンバー側に見えるもの ​

① トーク画面下部のアフターサービスのリッチメニューで、メニュー下のテキストは「アフターサービス」です(画面は中国語のデモ)。② 「修理受付」をタップして開く修理依頼フォームです。機種を選び、シリアル番号を入力し、症状を選んで送信します。

① LINE トーク画面の下に開いたリッチメニュー(中国語デモ):修理受付(機械の故障・異常)、保証登録(シリアル番号を登録して保証を有効に)、スタッフ対応(その他のお問い合わせ)、メニュー下のテキストは「アフターサービス」;② スマートフォンで見た修理依頼フォーム(中国語デモ):会社名にサンプルの会社名、機種は「VX-500 立形マシニングセンタ」を選択、シリアル番号 SN001、症状は「起動しない、または起動後にアラームが出る」を選択、右下に送信ボタン

デモでは、この修理依頼は VX-500 保守チームではなく「デフォルトグループ」に割り当てられました。デモのアカウントには「VIP 会員」と「製品ライン:VX-500 マシニングセンタ」の両方のタグが付いていたため、VIP のグループと VX-500 保守チームの両方が条件に一致し、「複数のグループ条件に一致」の設定に従ってデフォルトグループに割り当てられたためです。上の「しくみと制限」の表の 2 行目と 3 行目にあたるケースです。

顧客入力した内容付くタグ割り当て先
VX-500 の保証登録をしている金型メーカーVX-500、起動しない修理依頼済み、症状:起動しない(製品ラインのタグはもともと付いている)VX-500 保守チーム
初めて問い合わせるレーザー加工会社LS-300、異音・振動修理依頼済み、製品ライン:LS-300 レーザー加工機、症状:異音・振動通常は LS-300 保守チーム。タグが遅れて付いた場合はデフォルトグループ
両方の機械を使っている部品メーカーVX-500、加工精度の異常修理依頼済み、症状:加工精度の異常両方のチームが一致し、複数のグループ条件に一致の設定に従う

効果を確認する ​

知りたいこと見る場所
今月の修理依頼の件数フォームの返信数、または「修理依頼済み」の「タグ付けされた人数の合計」
どの症状が多いかフォルダ「修理受付」の各症状タグのタグ付けされた人数の合計
保守チームごとに残っている修理依頼カスタマーサービスセンターでグループごとに絞り込むか、カスタマーサービスデータセンターの「組織 & メンバー業務量」を見る(現在の件数のみで、返信時間はありません)
デフォルトグループに残っている修理依頼がないかカスタマーサービスセンターでデフォルトグループ、対応待ちに絞り込む
シリアル番号と症状の一覧フォームの「すべての返信データをダウンロード」。フォームの返信を確認してデータをダウンロードするを参照

アレンジ ​

  • エリアごとに手配する:製品ラインで分けず、「東日本サービス拠点」「西日本サービス拠点」のグループにします。修理依頼フォームに「機械の設置場所」の質問を追加し、選択肢でエリアのタグを付けます。
  • 修理完了後に満足度アンケートを送る:対応が終わったら、記事を投稿でタグ「修理依頼済み」を含む顧客に、満足度アンケートのフォームを送ります。
  • よくある問い合わせは AI が先に答える:保守チームの「自動化」で「カスタマーサービスへ転送 → AI Agent を起動」をオンにすると、アラーム番号ごとの対処手順を AI が先に案内します。同じ LINE オフィシャルアカウントで、アフターサービスと VIP にそれぞれ AI を割り当てるを参照してください。

次に読む ​